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平石 智久HIRAISHI, Tomohisa

正会員
左官/愛知県瀬戸市

左官は、「粘土遊び」だと思っています。
どれだけ粘土で遊んだかでその表現の幅が変わってくる。あんなにドロドロなものを、均等な厚み、均一な表情で一枚の壁にする。相当練習しないと無理です。本気の遊び。

左官は、木舞に荒壁、中塗り、上塗りをするという木造建築の構造の一部として始まり、西洋化と共に技術が進歩し、建築様式に合わせたさまざまな仕事が増えていきました。戦後、より合理的かつ精度を要求され、業界全体が技術中心になっていくなかで、木舞と荒壁に代わる効率的な下地材が登場。構造の一部だった左官は、意匠的な部分を担当するようになりました。技術のみを徹底的に教え込まれた世代の職人にとって意匠性を発揮するのは難しく、要求はあってもそれに応えられないという現状があります。

大津磨きや漆喰磨き、水捏ねのように、左官の原点ともいえる美しさや創造性がまず先にあって、そのための技術が育まれる必要があるのではないかと考えています。「粘土遊び」と言う言い方はそれに一番近いと思っています。

等流代表。1977年生まれ。愛知県大府市出身。瀬戸市在住。専門学校卒業後、株式会社岡田建工に就職。13年間修行後、2008年に独立。
主な仕事は、店舗や商業施設、住宅の左官工事。店舗デザイナー、設計士、造形会社などからの依頼で名古屋を中心に全国、海外などでも施工をさせてもらっています。
「等流」と言う屋号は、仏教用語の「等流法身」から頂いたもので、仏様が、木や風や風景など自然のあらゆるものに姿を変えて私達にいろんな物を教えてくれていると言う教えです。
景色を見て感動したり、森の中が心地よく感じたり。左官の仕事も、材料や自然の作用、天候や風土などに大きく影響を受け、その都度自然から学んでいます。左官で塗り込められた空間もそれに近いと思っています。何処か懐かしかったり、気分が落ち着いたり、そんな感覚をより多くの人と共有出来ればと考えています。

等流(TOURU)  愛知県瀬戸市高根町3-8-2
Tel 090-6081-1348 Fax 0561-83-1032

関連サイト:SAKAN JAPAN(等流ウェブサイト)

沖縄県宮古島。かまくら型のドーム空間を黄色の漆喰で仕上げた。

隠れ家ダイニング「炭火焼鳥 しげ 栄本店」の壁。炎のレリーフを銅粉磨き(ミダスメタル)で仕上げた。(名古屋市中区栄3-2-30 秀和ビル B1F)

名古屋市の居酒屋の壁。石灰磨き。「割烹名月」(名古屋市中区錦3-15-4 ライオンビル錦館 2F)

「クラブロマネ」VIPルームの壁。クリーム色の石灰を使ったレリーフ磨き。(名古屋中区錦3-18-31 GS錦ビル 4F)

八ヶ岳南麓のフレンチ「レストラン ル・ピオニエ」のカウンター。星や月がきれいな場所だったので、デザイナーのリクエストで、月面をレリーフにした。(山梨県北杜市大泉町西井出8240−8306)

「いけす酒場 ぴち天 名駅中店」。厨房背面のしめ縄をイメージした漆喰レリーフ。長さは7mほど。奥行きは10cmほどだが形を工夫してより立体的に見せている。(名古屋市中村区名駅4-5-28 桜通り豊田ビルB1)

水面を表現した、石灰磨き左官パネル。個人邸。

空港内のラーメン店「まんかい福岡空港店」。水引きを細かく切って糊で練った材料や漆喰で塗り込んだパネル。四八判で8枚つくり、現場で取り付けた。(福岡市博多区大字下臼井778-1福岡空港ターミナル3F ラーメン滑走路内)

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