Terra Awardが作品を募集しています。

「Terra Award (テラ・アワード=土の賞) が、世界一の土の現代建築を決めるため、作品を募集しています。
これは、2016年7月にフランスのリヨンで開催される
4年に1度の「土の国際会議 (主催・ユネスコ)」に向けた初めての試み。
この会議には、各国から何千という土の専門家、研究者たちが集う予定です。

世界各地で容易に手に入る土による、土の建築は、
環境にやさしく、心地よい住まいが必要とされる現在、注目を集めています。
これからの土の建築の可能性に向けて、国籍や業種を超えての交流が求められています。
「Terra Award」は、卓越した土の建築を位置づけることを目的としますが、それと共に
土の建築を選んだ施主および、デザイナーの創造力、職人や起業家の技術を称えるものです。

この活動を支えるのは「アトリエ・テラ」で、CRAterre-ENSAG(クラテール・土の国際研究所)をはじめ、
ENSA(フランス国立グルノーブル建築専門大学)の土の建築研究の高等コースを修めた学生や卒業生たち、
ほかの建築専門の学校の学生や土建築に秀でた各国の建築家、技術者などで構成されています。

対象は、2000年1月以降に完成した土建築(およびその活動)。
以下8つのカテゴリーから成り、新築・リノベーションのいずれも応募できます。

・個人向け住宅
・集合住宅
・学校、スポーツや健康のための施設
・文化施設、宗教施設
・事務所、店舗、工場
・インテリア
・エクステリア、アートおよびランドスケープ
・地域活性にかかわる建築活動

選考基準は以下のとおり。
・土建築のクオリティー、また景観(ランドスケープ)との調和
・環境への配慮、また優れたエネルギー効率への工夫
・創造性と革新性
・技術の高さ(technical performance)
・地域経済の発展と社会的貢献
・技術の向上

応募締切は10月26日 。*追記 締切が11月26日に延びました。
応募方法など詳しくは公式ウェブサイトフライヤー(英語・別ウインドウで開きます)をご覧ください。
ウェブサイトは、現在はフランス語ですが、英語、スペイン語のサイトも近くできるそうです。
*追記 英語スペイン語のサイトができました。

クラテールと長年交流をもつ丸山欣也先生によると、
主催者より「日本からもぜひ応募してください」と要望されているとのことです。

*応募に関し、英訳のお手伝いをしてくださる方を募集しています。
興味があるという方は、事務局 mail@sakanjapan.com までご連絡ください。

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