2025年11月15日〜16日、中国・杭州の中国美術学院象山校において、同校の主催による「第3回 生土建築国際フォーラム〜教育、研究、そして持続可能な建築」が開催されました。
日本からは、高橋昌巳さん、山田宮土理さん、鈴木晋作さんが登壇しました。
このたび、この3名による報告会を開催します。まず、鈴木さんに今回のフォーラムの概要と、自身が中国美術学院で教えている集中講義についてお話いただきます。続いて、高橋さんには、福建省に残る巨大な版築造の集合住宅・客家土楼群とワン・シュウの作品、さらにフォーラムで発表した「日本の伝統的な左官の特徴」について話していただきます。山田さんには、ナビゲーターをつとめていただきます。
後半は、参加者のみなさんも交えてディスカッションを行います。
中国での体験を共有することで、日本における土・左官についての新しい示唆が得られるかと思います。どうぞご参加ください。


開催概要
| 中国・杭州 生土建築国際フォーラム報告会 「持続可能な建築」のための土 vol.3 | |
| 日時 | 2026年7月13日(月) 19:00〜21:00 Zoomミーティング形式で開催します。 無料でご参加いただけますが、Peatixから事前の申込みが必要です。 |
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プログラム
フォーラムの概略と中国美術学院における土建築教育
鈴木晋作 / Shinsaku Suzuki(建築旅人)
1979年生まれ。多能工多言語話者。土と木を使った空間を作る。フランス、イタリア、中国を主に世界の土建築の研究者や職人たちと交流を続けている。2024年より、中国美術学院建築学院で土を使ったワークショップの集中講義を担当。日本左官会議 準会員。
福建省の土楼とワン・シュウの建築・対する日本の左官
高橋昌巳 / Masami Takahashi(建築家)
1953年生まれ。シティ環境建築設計主宰。伝統構法の家を長年設計し続けている。2017年から2022年まで、東京建築士会環境委員会気候風土WG長。『建築携帯ブック 左官』(井上書院)、『伝統木造建築事典』(共著・井上書院)など著書、共著書多数。
ディスカッション「世界の土建築から私たちは何を学ぶか」
ナビゲーター:山田宮土理 / Midori Yamada(早稲田大学建築学部 准教授)
早稲田大学創造理工学部・研究科建築学科准教授。2014年、伝統的な土壁構法に関する研究で、博士号を取得。循環型建築を目指すための研究を行っており、建築生産や構法、材料的な視点で考えることをテーマとしている。日本左官会議 総務理事。
「第3回 生土建築国際フォーラム」について
2日目は、10カ国15名による発表が行われました。インドでの住民参加による圧縮土ブロックを使った建設事例、現代建築における版築の問題点と解決策、フランスの伝統的な藁土壁、土建築の教育について、などテーマはそれぞれですが、生土(焼かない土)の普及と発展を目指す、という点は共通していました。

人類の持続可能な発展が喫緊のテーマとなる時代において、材料生産時の省エネ性・無理なく大地に還る循環性・豊かな表現性・静粛性や耐火性など、多様な可能性を持った材料の一つとして土は世界中から注目されているのです。


第3回 生土建築国際フォーラム〜教育、研究、そして持続可能な建築
The 3rd International Forum on Earthen Architecture―Teaching, Research, and Sustainable Construction
会期:2025年11月15日〜16日
会場:中国美術学院象山校(中国・杭州)
主催:中国美術学院建築芸術学院 / School of Architecture-China Academy of Art, Hangzhou, China