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ミラノ “テッラ磨きデザイン” Milano Terra Migaki Design TMD2019 デザインコンペ参加者を募集中です

日本とイタリアの土のデザインコンペのお知らせです。
Terra Migaki とは「土の磨き」という意味で、土に石灰を加えた大津磨きを指します。「ベネチアン・スタッコ」「カルチェ・ラサータ」などと呼ばれるように、イタリアでは石灰を使った磨きはポピュラーですし、世界には日干し煉瓦や練り土積みなど土の構法もありますが、日本のように土の美しさを感じ、化粧とする左官技術は特異だといえます。土を仕上げとして使うということは、エコロジカルな新しい文化であり、その点でも注目されています。
このデザインコンペは既に4回目で、毎年ミラノサローネの時期に応募作品の展示とセミナー、ワークショップを行っています。
現在、日本からの応募を募っています。

応募要項

○対象
土をつかったクラフト、プロダクト
審査は塗り壁の技術より、環境配慮、革新的なアイデアと利用、デザイン性がポイントです。

○提出物
プレゼンテーションボード(英語で記載)=メールで送付
題名、説明文、写真などを入れる(環境性能を示したいといった場合、データのグラフなども)。実作品は添付してもなくてもかまいません。

スケジュール

○コンペ参加申請(登録料25ユーロが必要):3月20日(水)締切
○プレゼンテーションボード提出(メールでデータを送付):3月26日(火)締切
○実作品がある場合の提出(もし実作があり、郵送するのであれば):4月10日(水)ミラノ到着
○”磨き”ワークショップ
講師:日本左官会議理事・左官・松木憲司/通訳・インストラクター:鈴木晋作
4月12日(金)〜13日(土)開催(ミラノ市内・フランティスコ・メッシーナ美術館)
*会期中に審査が行われます。

詳しい応募要項はこちらをご覧ください(英語)。
なお、これまでのコンペの作品と作品が最後にあります。プレゼンテーションボード制作の参考になります。
昨年版の日本語バージョンも参考まで(PDF)。

イベントの概要を示したブックレットはこちらからダウンロードできます。 活動の様子が分かります。

2018年コンペ最優勝作「EARTH BLOCK INCENSE BURNERS」 受賞者 ジャン・ウェイ(中国) 版築による土のお香立て。土にパラフィンを混ぜることで空隙をつくっている。
土壁を背景とした展示風景 撮影/遠野未来

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