日本左官会議主催「日本の壁をみる」第二弾京都・角屋(すみや)見学会

定員に達しましたので、受付を締め切らせていただきます。
たくさんのお申し込み、ありがとうございました。

2013年、春に引き続き、「日本の壁をみる」と謳った見学会を開催します。第一弾 大徳寺・玉林寺「蓑庵(さあん)」の見学会は、京都・奥田信雄さんに解説をいただき、深い感銘を受けたという感想を多くいただきました。
>>第一弾 大徳寺・玉林寺「蓑庵(さあん)」の様子はこちら

今回は、京都・角屋(すみや)さんにて見学し、京都「しっくい浅原」の浅原雄三さんの解説をお聞きいただけます。左官からしか聞けない話も多く知っている建築もまた違ったように感じられるかと思います。

■開催概要
集合時間:11月2日(土)15:00
集合場所:公益財団法人 角屋保存会「角屋もてなしの文化美術館」前(京都府京都市下京区西新屋敷場屋町32)
参加定員:日本左官会議会員含め、40名(定員となり次第締め切ります)
参加費:見学料と講師代等で3,000円(日本左官会議会員は2,500円)
*紅葉シーズンで宿が取りづらい時期ですので、お泊まりの方は早めに宿を確保なさることをお勧めします。
*懇親会は現在検討中です。ご参加の方にはあらためてご連絡いたします。

■参加申し込み
お問い合わせフォームに「見学会参加希望」とご入力の上、お申し込みください。
*「電話番号」には当日連絡のとれる連絡先(携帯など)をご入力ください。
*複数でご参加の方は、「お問い合わせ内容」に参加される方のお名前をフルネームでご入力ください。

■角屋とは?
江戸期の饗宴・もてなしの文化の場である「揚屋建築」の唯一の遺構として、島原開設当初からの建物・家督を維持しつづけ、昭和27年(1952)に国の重要文化財に指定されました。揚屋とは、現在の料理屋・料亭にあたるものと考えられます。
饗宴のための施設ということから、大座敷に面した広庭に必ずお茶席を配するとともに、庫裏と同規模の台所を備えていることを重要な特徴としています。さらに平成10年度からは、「角屋もてなしの文化美術館」を開館し、
角屋の建物自体と併せて所蔵美術品等の展示・公開を行っています。
>>島原角屋 公式ウェブサイト

■見どころは?
角屋の特別公開の座敷「青貝の間」には木舞下地、赤土上塗りの上に土でこすり塗りを行い、貝が貼り付けられています。経年変化を見込んだものか、いまは黒い壁に青貝が文様を浮かび上がらせ、妖しいほどの美しさを見せています。左官も、左官以外に方にもたいへん見どころの多い建築です。ぜひ、ご参加ください。
>>角屋「青貝の間」

■講師:浅原雄三さん
1948年三重県生まれ。中学卒業後、地元で修業ののち、京都で社寺建築の左官として修業。1990年に「しっくい浅原」として独立後は、京都御所、修学院離宮など文化財の仕事も数多く手がけられています。また、茶室の新築工事でも腕をふるい、多くの建築家やインテリアデザイナーと協働されています。角屋の修復にもかかわっておいでで、その体験からの解説が楽しみです。

「日本の壁をみる」担当
小林隆男(日本左官会議 副議長)

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見学会についてのお問い合わせ:日本左官会議事務局
〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町4-10 大原第五ビル4B
tel 03-6667-6107 fax 03-6667-6108
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