【終了】「これからの時代、土の建築ができること」東京でも開きます。

過日、お知らせした「日本-フランス 土の建築 交流企画 講演+パネルディスカッション
—これからの時代、土の建築ができること」、名古屋の前に東京でも開くことになりました。
どうぞ、お誘い合わせのうえ、ご参加ください。
申込先が異なりますので、どうぞお気をつけください。

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環境、健康、デザイン、途上国支援といったさまざまな視点から、土の建築に注目が集まっています。
フランス・国立グルノーブル建築大学内に1979年に設立された「クラテール(CRATerre)」は、
世界中の土の建築を調査研究、技術者を養成し、関係者相互の交流を推進している、土建築の研究所。
今回は、クラテールの中核を担うお二人を招き、
長年に渡って関わりをもつ丸山欣也さん、日本の左官として現地で指導した経験をもつ松木憲司さんと共に、
これからの土の建築を展望します。

 日本-フランス 土の建築 交流企画 講演+パネルディスカッション
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    こ れ か ら の 時 代 、土 の 建 築 が で き る こ と
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【日時】10月30日(金)18:00〜20:30 17:30受付開始
【会場】日本建築家協会JIA会館1F 建築家クラブ
東京都渋谷区神宮前2-3-18 地下鉄外苑前駅より徒歩5分
青山通りから外苑西通りに入り、神宮前3丁目の交差点を越えて、歩道橋の先の右側です。
【参加費】2,000円

【パネラー】
ジャン=マリー ルティエック JEAN-MARIE LE TIEC
建築家・国立グルノーブル建築大学教授・土建築研究所「クラテール」教授
フランス・イゼール出身、1978年生まれ。
2005年、グルノーブル建築大学でD.P.L.G(フランス政府公認建築家取得)取得。
クラテール修了後、パリやインドで研修。2009年よりクラテールで教育に携わる。
エコロジカルでエコノミーな土の建築の工法、修復を研究し、現場にも関わる実践派の建築家、研究者。
2013年、土の建築の2013年ナショナル賞建設部門受賞。

シルヴィ・ウイーラー SYLVIE WHEELER
土の装飾芸術家・フランス左官協会「アステール アソシエーション」元理事
フランス・モンペリエ在住。優れた塗装・装飾職人であった父のもとで技術を学び、
職業訓練校を修了。当時、フランスでは珍しかった女性職人として修業した後、独立。
エコロジカルな建材のみを使用して作家・職人として活動している。
クラテールのメンバーとも頻繁に協働し、土の仕上げについて探求。
技術の普及や職人の連帯にも力を注いでいる。

丸山欣也 KINYA MARUYAMA
建築家・アトリエモビル主宰・有形デザイン機構理事長
1939年生まれ。早稲田大学建築学科卒業、同大学院修了。
早稲田大学専門学校、早稲田大学建築学科、ペンシルバニア大学、
ロンドン大学など各国で教鞭を執る。現在は、西安建築大学客員教授。
ワークショップによる空間づくりを得意とし、フランス各地やウガンダ、モロッコなどで指導。
2013年フランス「生土大賞」参加型建設部門受賞。著書に『かたちの劇場』など。

松木憲司 KENJI MATSUKI
左官・蒼築舎代表・日本左官会議理事
1963年生まれ。三重県四日市市在住。15歳で左官職人に弟子入り、21歳で独立。
33歳で「全国左官技能競技大会」優勝。平成24年度「現代の名工」表彰。
ドイツ、モロッコ、フランス、イタリアなど海外体験も豊富で、
クラテールなどが主催する「グランザトリエ」の土のお祭りにも参加、指導。
モダンなかまど「コヘッツイ」も開発。

【参加申込み】
参加には、事前申込みが必要です。以下までお申し込みください。
定員(50名)になり次第、締め切ります。
ご同伴者がいる場合も、お申込みはひとりずつお願いします。

いずれの場合も、以下の事項をご明記ください。
お名前/所属・職業/ご住所 〒/電話番号/メールアドレス
(CPD認定申請中。CPD単位取得希望の方は、一級建築士番号をご記入ください。)

【申込み先】
公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 住宅部会
▲メールで  jutaku@jia-kanto.org
▲ファックスで Fax 03-5577-6066

【問合せ】
公益社団法人 日本左官会議事務局
〒103-0003東京都中央区日本橋横山町4-10 大原第五ビル4B
tel 03-6667-6107 fax.03-6667-6108
https://sakanjapan.com
mail@sakanjapan.com

主催 公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 住宅部会
共催 公益社団法人 日本左官会議

クラテールが、リヨン郊外の「グランザトリエ」(大きな実験工房)で毎年開いている「土のお祭り」の様子。世界各国からやってくる研究者、つくり手、学生、子どもたち、一般の人たちが土に触り、理解を深め、お互いに交流する。『コンフォルト』2012年4月号より
クラテールの指導のもと、1980年代に建てられた版築の集合住宅。『コンフォルト』2012年4月号より

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